世羅を中心とした紀州高野山の荘園「大田庄(おおたのしょう)」は1168年、尾道に年貢積み出しのための蔵屋敷を建てました。翌1169年、尾道が公認の港となりました。以降、尾道を米倉庫と港町に大変革させ、その後の商業都市尾道の礎を築きました。
広い世羅台地にある大田庄は、元々平氏の領地でしたが、そこで作られたお米(年貢)を京へ送るための、一時置いておく倉庫が海岸沿いにはありませんでした。そこで、大田庄からも近く、波のおだやかな尾道を船津(港)の倉敷地(年貢米を置いておく場所)としてお願いしたことから尾道港が誕生し、瀬戸内海を代表する港として急速に発展しました。
現在でも美味しい果物や花を作り出す豊かな台地で知られる世羅町。その世羅台地で育まれたコシヒカリは、昼夜の寒暖差が生み出す粘りといううま味が自慢。冷めても美味しく、おにぎりやお弁当にもおススメです。
さらに、農薬と化学肥料の使用を抑えて作る「特別栽培米」なので、安心なお米です。